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一昨日、クミちゃんの結婚式があった。
クミちゃんとは高校の時からの親友で、大学のときに知り合った彼と
10年間の交際を実らせて入籍した。
まずは教会で式を挙げる。
式の直前、リハーサル中の新郎新婦のもとへ向かった。
教会の大きな入り口をくぐりぬけると、遠目にもクミちゃんの姿が確認できた。
ステンドグラスから差し込む光の下で、真っ白なウェディングドレスが
これ以上無いという白さで輝いているようだった。
一歩、一歩 クミちゃんに近づいていく。
神って言ったらかなり言いすぎだけど、何か神々しいものに接近していく感覚があった。
近づくにつれて、言い難い感動に襲われているのが分かった。
近くで見ると、本当に綺麗だった。
クミちゃんは、包まれている、大切にされているという喜びと自信に満ちていた。
「綺麗だよ。これまでで、今日が一番綺麗。」
「ありがとう。」
自分の声が震えているのが分かった。
涙がこぼれてきた。
この時、胸が震える、という感覚が分かった気がする。
披露宴のスピーチでは、泣かないように、と思っていた。
でも、駄目だった。
感情コントロールする、しないじゃなくて
人生のここ一番で、素直に気持ちを伝えるのが一番良いと思った。
芯から、心を込めて「おめでとう」と言えた。
クミちゃんは最後に両親とお兄さんに向けて手紙を読んだ。
お母さんとはよく意見がぶつかって、喧嘩したこと
でも、友達のように笑い合って色々話せたこと
お兄さんとは髪の毛を引っ張り合い、殴り合いの喧嘩をしたこと
でも、幼い頃いつも周りのやんちゃな男の子から守ってくれていたこと
家族との歴史がある。嬉しいことも、辛いことも、全部涙になってあふれてくる。
手紙を読むクミちゃんの姿が、とても尊く感じた。
最初、すごく強そうに見えたクミちゃん。
でも、実はとても繊細で、ガラスのハートで。
寂しがりやで
泣き虫で
自信が無くて
そして、とっても優しい。
誕生日に手作りのケーキを用意してくれていたクミちゃん
バイトを3つもかけもっていた頑張り屋のクミちゃん
人のために泣けるクミちゃん
おめでとう
ドレスが白いのは、画用紙と一緒なのかな
28年間、たくさんの色を重ね合わせてきた
家族との赤、黄色、友人との緑
まさに「色々」あった
白という色をまとって、新しい画用紙に色を塗っていく。
今度は、あなたとの歴史をつくっていく。
真っ白な心で誓う。
あなたと生きていく、と。
私の人生にも、たくさんの色が塗られていくだろう。
気持ちだけは白く。その白の上に、色をのせて。
強く咲かせたい。綺麗な色。
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