|
僕の実家は人気のない小さな村。
春になれば桜が咲き
夏になれば蝉が鳴き
秋になれば山が真っ赤に染まり
冬になれば辺りは真っ白に染まる
そんなどこにでもある小さな場所。
そこで見上げる夜空は
本当に綺麗な映像を僕の目に映してくれる。
辛くなった時
悲しくなった時
いつもその映像を見に出かけた。
時には涙を流したり
時には大声で笑ったり
いや~、ほんとよかったよ。
あの村が僕の原点。
春の空気は暖かく
夏の空気は涼しげで
秋の空気は穏やかに
冬の空気は澄み切って
僕に力をくれた。
僕に勇気をくれた。
あの星空が・・・。
最近星見てないなぁ~
ふとした拍子に思い出した。
校舎から帰る車の中でふと夜空を見上げると
そこに星の姿はなかった。
今まで当たり前にあったもの。
失う辛さはあとになってからでなきゃ分らない。
でも、
失ったからこそ分かることもある。
それが本当に大切だったんだってこと。
そう思えたらまた1つ成長できたな、と感じれた。
もうすぐ23歳を迎えるこの歳になって
ようやく気づけた。
僕はまだ星を見に行かないだろう
僕はまだあの場所へ帰らないだろう
僕の足で歩み始めたから
僕の心が気づいたから
懐かしみたい気持ちはあるけど、それ以上に
今を駆けていきたいと思うから
数ヶ月後見上げた星空が
光輝いていることを願って・・・
今はただ走り続けたい
僕の目の前にあるこの道を・・・ |