「矛盾を抱えて、真摯に、人間的に」
入試合格発表の日。私たち講師は高校に行き、合否が発表された掲示板を見た生徒が、戻ってくるのを待つ。『先生受かった!』と私たちのところまで走ってくる生徒。満面の笑みで、私たちと握手を交わす生徒。『おめでとう!』と一緒になって心から喜ぶ講師たち。でも一方で、しゃがみ込んで泣き崩れている生徒がいる。私たちは、その子の今までの頑張りを認めてやることしかできない。手を握って、一緒にいてやることしかできない。合格に対する感情も、不合格に対する感情も、私たちの本当の気持ち。しかし、合格した子を祝う講師の姿を見ていた不合格の生徒にとっては、いくら励ましたところで、それが嘘に見えてしまう可能性もある。
開拓塾の会社説明会で岡田代表から聞いた、印象的な話の一部。学生だった自分が感じたのは、「この会社は、まともだな」ということ。その直感は正しかったし、直感を信じられた自分を幸運に思いますね、今となっては。自分が勝手に定義する「まとも」とは、「矛盾を抱えて真摯に生きている」ということ。開拓塾は、たとえば単純な白か黒かに流れるのではなく、曖昧なグレーでごまかすのでもなく、白と黒の両方を追い求めているように感じます。多くの場面で。
どこまでも真剣に仕事をする。同時に、無茶苦茶に楽しんでいる。企業として拡大を志向する。
同時に、一人一人の生徒と向き合う「小さな塾」であり続ける。契約関係によって成立している「社員」である。同時に、同じ目的に向かう「仲間」である。
難しいですね。でも、ときに相反するものを追い求めて、やりすぎたり、失敗したり、それでも挑戦し続けて。企業としてそんなふうに生きているところが、人間的で、贅沢だと思いますね。
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