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歯が数年前から悪く、時折激痛。
それでも数日がまんするとひいて。
そんな繰り返し。
7月になんか食べていたら、歯がかけた。
「あーあ。」
くらいで、当然、放置PLAY.。
そして、数日後、なんか食べてたら、
「あれ?」
別の歯がとれた。
「ちょっとやばいかなあ。」
そして、また痛みもでたんで、
重い腰をあげて、
歯医者へ。
病院はただでさえ嫌いなのに、
歯医者は、名前が悪すぎる。
歯医者をくぐるとき、
「歯医者にいるが、俺は勝者。」
とかくだらんこと考えてる。
診断で、
「28本中11本が虫歯です。」
「あちゃー、おれ、敗者?」と一瞬。(笑)
「よくここまで来なかったねえ。」
と、痛み等があっても歯医者に来なかったことを
あきれられてたのかもしれんが、
私、岡田の解釈は、「ほめられた。」
やはり、勝者。なんてね。
最近、その歯医者の待合室で、
「あれ-。」
「もしかしたら。」
高校の同級生かなと思う人物が座っていた。
しかし、名前が出てこない。
そこで、週刊誌を片手に差し出して、
「あのさー」と切り出した。
そしたら、「竜馬?」
「おう。久しぶり。」
人違いじゃなくて良かった。
しかし、名前が出てこない。
高校のとき、まあまあ泊まりでマージャン
もやったし。
バンドも一緒にやってたベースだ。
大学も東京で一緒で、俺んちに結構来てた。
しかし、名前が出てこん。
「おれ、きてるなあ。」
だいたいそいつに20年ぶりくらいに会ったが、
会ってなかったことをまったく考えたこともなかったことも、
「きてるなあ。」と思った。
「今、なにやってるの?」と聞いた。
そこで、彼は「どっかの誰かさんのように豪邸
なんかたててない普通のサラリーマンやってるよ。」
「そっかあ。」
としかいえれなかった。
まだ、名前思い出せれない。
盛り上がらない会話が続いた。
そして、思い出した。
「トシだ。」思い出した。
それがうれしかっただけ。
帰り際、「またね。」
とあいさつを交わしたが、
「また会おうね。」ではなく、
「また会うことはもうないね。」の略だった。
そして、一人帰りの車でそういれば、
あいつ高校のときから、ぼそっといやみっぽいことよく
言ってたなあと思い出し、笑えた。
また、最近のことであるが、
吉田方小で祭りがあった。
そこへ家族ででかけた。
そこで、思わず再会。
彼も20年近く会っていない。
「おう、久しぶりー。」
瞬間にお互い名前が出た。
自分が1年に数回「久しぶりに会いてえなあ。」
と思う唯一の友人。
それで、20年会っていないのも、まあきてるかな。
「なにやってるの?」
「ずっと同じ会社だよ。」
「竜馬は、雲の上の人になっちゃったからなあ。」
全然卑屈感なし。なんかいい言い方。あのころと変わっていない
感じ。
「やあ、そんなこと全然ないって。」
「豊田に最近だしたら?」
「うん。」
知ってくれてた。
「さすがだね、豊田いいら?」
「うん、ぼちぼち。」
彼はギャンブラー。動向、読みが好き。
そして、携帯番号交換。
年内に必ず、会おうと決めた。
本当に会いたい人だった。唯一。
きっとお互い会いたいと思っていたと思う。
自宅は豊橋。
しかし、お互いきっと照れ屋で、自分から動かない。
もしかしたら、一生会わないのかなあ?
なんてちょっと不安な気持ちがなかったといえば、うそかな。
でも、お互い動かない。
照れ屋なのか、意地っ張りなのか。
この人との出会いは、マージャン。
自分たちの高校のときマージャンがブームになった。
そして、マージャンも淘汰の論理があって、
悲しいながらにずっと同じメンツでできなくなる。
そして、高校で強いという噂がでると友達ではないが、
ことあるごとにマージャンの対決をした。
自慢になるかもしれないが、なかなか頭脳派といえる人はいたが、高校で敵はいなかった。
そして、他校で噂を聞きつけては、また対決。
敵がいない。
まあ、そんな繰り返しの中。
彼と出会った。
初対面から、何かを感じた。
今までにない感覚。
そして、オレは負けた。
初めて、「こいつ、強い。」と思った。
そうして、毎日マージャン、パチンコ、競艇の話、
飲みに行ったり。楽しくて、楽しくて。
負けたけど、初めて強い人に出会えて。
大学に行って、フリー雀荘というところへ行った。
知らない人とマージャンをし、勝てば即その場で現金をもらう。
新宿、高田馬場、府中、八王子、多摩、いろんな店へ行った。
勝ちまくった。生涯通算成績1000回以上で900以上はまちがいなく
勝っている。
1000回ばかじゃないと思うが。
強いやつを探しに行ったが、出会えなかった。
勝ちまくったが、ものたりんかった。
あいつが1番だ。
自分の人生を振り返った。
幼稚園から大学までざっと。
気にしたことはなかったが、
いつも中心人物だったなあ。常に
大将という存在だったわけでもないが、
なんだかんだ言って、俺が中心で、
下の位置にいたことないなあ。
その唯一例外が彼。
対等のように話してはいるが、
おれが、下だな。
同級生であこがれた唯一の人。
かっこよかった。麻雀めちゃ強い。
パチンコ勝ちまくり。とにかく勝負強い。
酒も強い。歌もうまい。運動神経もいい。
顔も男らしい。
なぜか彼女は、そんなにかわいくなかった。
そこが、またいい。
この人は、普通のサラリーマン。
しかし、余裕で社長やれる。
もうける才能はまずあるし、
自分がこの人の下だったら、
勤めてもいいなあ。と思うくらい。
とにかく、会えてよかった。しかも偶然。
どこかで偶然出会えたらなあ。と毎年思っていた。
俺らはともに、マンパワーが違う。
だから、絶対に会うと。
俺らは、再会するに決まっていると。
変な話だね。
そして、お互い家族同士で吉田方小の祭りでの再会。
再会の場所がいい。
吉田方小のグランド。鉄棒の前。
自分の息子は吉田方ではない。
行く前、妻が「行く?」
と聞いてきて、心の中で面倒くさいでふたり
で行ってきてと思ったが、
「行く。」と答えた。
今度、マージャンしたい。彼と。
この年月で自分がどれだけ強くなったのか確かめたい。
これはマージャンだけの問題ではなく、
人生の考え方が成長しているから、
マージャンも強くなるという意味。
高校でめこめこにされてからの成長を感じたい。
そういう意味でもちろん、「勝ちたい。」
しかし、「やっぱり、お前強い。」
あのころとおんなじ。俺の尊敬するおまえだ。
そういう意味で「負けたい。」
珍しく、
あいつと会うことに、「ノーリスク。」
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