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「血液の成分のうち、酸素を運ぶものは何だったっけ。」 |
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「赤血球。」 |
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「正解。では、養分や不要物や二酸化炭素を運ぶものは。」 |
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「血しょう。」 |
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「正解。よく覚えてたね。じゃあ、なぜわざわざ酸素だけを赤血球で運ぶんだろう。酸素も、養分や不要物や二酸化炭素と一緒に血しょうで運べばいいのに。どうしてだと思う?」 |
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「???」 |
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「中1で習った気体の性質を思い出してごらん。」 |
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「分かった。酸素は水にほとんど溶けないからだ。」 |
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「その通りだ。血しょうは主に水からできている液体成分だ。溶けなければ、運べない。つまり、酸素は血しょうで大量には運べないんだ。逆に、二酸化炭素は水に少し溶けるよな。だから、血しょうに溶けて運ばれるんだよ。
じゃあ、もし酸素が水に溶けやすい性質だったら、俺たちの血液は何色だったと思う? 」 |
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「青かなぁ。」「緑だと思う。」 |
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「これは俺の予想だけど、多分無色透明なんじゃないかな。人体は、ほとんどムダなく進化している。もし血しょうで酸素が運べれば、進化の過程でわざわざ赤血球なんか作らなかったはずだ。赤血球がないということは、色素がない。だから、色は無かったんじゃないかと思うよ。」 |
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